まぁ和菓子に限った話ではないのですが。
グリシンって、アミノ酸の一種で、保存性アップの効果があるので、業界では以前からよく使用されてきました。専門店さんはあまり入れないと思いますが。
しかし、最近じゃ睡眠用サプリメントとして人気があるじゃないですか。
グリシンに特化した製品をつくろうとした。
グリシンを添加物として提供するメーカーの方と話をしていた時、ちょうどグリシンが睡眠用サプリメントとして出回った時期だった為、
僕:「睡眠に効果があるグリシン入り!っていう謳い文句、使えませんかね?」
メーカー:「いや~そうですね~笑」
若い営業の方は、若干、困ってました。
いや、しかし、業界なら比較的容易に手に入る利点を応用したら、新しいカテゴリーができる気がします。
- ある程度グリシンを入れる
- ノンカフェインにする
- ミルクを効かせる
- ノンシュガーにする(その後の歯磨きも不要!にはならないか。。)
夜に食べる、ほっこり系のお菓子、みたいな感じで売り出せませんかね。
買うならグリシンそのもの。
グリナが有名ですが、グリナは機能性表示食品だったんですね。
で、グリシンの含有量は1本あたり3000mgつまり3g。1日1本就寝前に飲むそうです。
僕が添加物として用いてた際、多くて製品重量に対しの1%で使ってました。50gのお菓子だったら2つ食べてちょうど1gです。
なので、グリシンって3g一気に食べてもいいんだ! という印象ですね。
↑↑買うならこういう安いもので充分ですね↑↑
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↓↓こんな製品にも入ってました。
添加物ではソルビットの次に多いという事は、結構入ってそうです。1個当たりのg数がわかりませんが、結構大きいので60gくらいでしょうか。0.5%グリシンが含まれてるとすれば、3個食べて0.9g。
お菓子そのもののリラックス効果?と、グリシン効果で安眠できる、かもしれない。。。でも満腹時の睡眠は、胃に負担がかかるのでご注意あれ。
グリシンは天然にもある不思議なもの。
かつて、菓子開発の先輩である上司がよく言ってました。
「お菓子は甘くなきゃ旨くない。甘みが旨味だ」
甘さ控えめを求める時代において、原点を思い起こさてくれました。
もちろん、味覚としての「旨味」ではありません。グルタミン酸などの旨味には甘味はありません。
しかし、グリシンには旨味成分もあるんだから驚きですね。だってグリシン自体がアミノ酸のくせに甘いんですから。
※甘味をともなった旨味がある
意味がわかりません。しかし凄い物質かも。初めて舐めた時の衝撃は忘れられないです。えっ、何で甘いの????しかし、サプリで飲んでる人は、いつもこの甘みを感じているんでしょうかね。
効果は個人差があると思うんで、睡眠用サプリとして購入し、もし効かなかったら、料理の隠し味に使用するのもアリだと思います。
ウニやエビの旨味はグリシンに由来しているそうです。だから夜に食べるエビとかウニ丼って美味しいんですかね??