(サムネ画像はイメージです)
カロリーを抑えたお菓子は、よく食べ応えがないとか甘くないとか言われます。使用原料が限られているので仕方ない、というか当然なのですが、遠藤製餡さんのゼロカロリースイーツは、美味しい⇔美味しくないの次元を遥かに超えた(いや、美味しいんです!)、魅力的なお菓子です。
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ゼロカロリーの難しさ
使えない物(下記、100g当りのカロリー)
- グラニュー糖、上白糖、トレハなどの砂糖類・・・約400kcal
- でんぷん類・・・約350kcal
- 餡・・・約250kcal
要するに、本来菓子製造に必要なものは、ほぼ何も使えないという事ですね。ゼロカロリー表記をするには100g当り5kcal以下にする必要があります。厳密な0はさすがに無理ですが、この5という数字をクリアするクレイジーな商品があるとは。
僕は以前、ディノスでも販売された、カロリーオフ和菓子の開発に関わった事があります。カロリーを落とすだけでも大変でした。ソルビトールやマルチトールのような糖アルコール(約200kcal/100g)を使用して、検査機関に開発品を出してカロリーの証明をなんとかもらって、先方へ提出、商品化に漕ぎつけました。
しかし、ゼロとなれば、それすらも使用できません。なので、普通のお菓子ではない以上、味の面において高いクオリティは出せないのが普通なのですが、、味の面でも決して劣る事がないのが凄い。
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ゼロカロリーにする為の材料
要するに、限られた材料を使うしかないのですが。
●エリスリトール
しっかり甘みを付けるには、これ一択ですね。
糖アルコールの一種で、体内で代謝される事がない、ほぼ唯一の糖。でも別の記事でも書きましたが、溶けにくく、扱いが難しい。
甘みはあるとはいえ、砂糖よりは弱く(ショ糖100に対し、70とか80とか言われています)、味もすっきりなので、製品に使用した場合は甘さが物足りなくなる場合あり。
高甘味度甘味料(スクラロースなど)と併用される場合ありなので、気にされる方は同時にチェックなのですが、遠藤製餡さんの製品は、これが入っておらず、ステビアやラカンカという天然由来の材料と併用しています。
この辺は和菓子愛を感じるところですね。
●寒天
海藻由来の成分なので、カロリー100g当り約3kcalとほぼありません。それゆえ、0カロリーシリーズに水ようかんがありますが、比較的作り易かったものと思います。あくまで比較的ですが。
●マンナン
こんにゃくも、100g当り7kcalと、ほぼノンカロリー。マンナンのパウダーなどを使う事で、カロリーを抑える・食品の水分保持によりしっとり感の付与ができます。マンナンパウダーかはわかりませんが、ゼロカロリーわらび餅やゼロカロリーよもぎ餅で、マンナン由来の材料が使用されています。
●小豆繊維、いんげん豆繊維
これが凄い。この発想はありませんでした。こういう表記ができる業務用材料があるのだと思います。詳しい栄養成分はわかりませんが、繊維質なので、これもカロリーはほぼゼロのはず。
小豆の繊維といえば、不溶性食物繊維なので、お通じにも効果があるなど、健康効果も期待できます。
日持ちするのも凄い
しかし、遠藤製餡さんの製品情報見てると、砂糖、澱粉、きな粉、ココアパウダーとか、カロリー高そうなものも、結構入ってるんですよね。。
ギリギリ5kcalを超えないように設計されているんでしょう。外部機関にカロリー計算してもらって、お墨付きが出ているはずです。
ゼロカロリーのゼリーとかなら、まだわかるんです。
- 水分が多いので、カロリーがそもそも低め
- pHが低いので、水分が多くても日持ちする
- 果汁と香料で風味付けしやすい
- 水分が多いので、エリスリトールなどがよく溶ける
上記が、和菓子にはあまり当てはまりません。なので、賞味期限が長い事の説明がつかないのです。公式ページに記載がなかったので、調べました。
- ゼロカロリーわらびもち・・・120日
- ゼロカロリーようかん・・・120日
- ゼロカロリーよもぎもち・・・180日(!?)
遠藤製餡さん・・どうなってるんですか!!??
しかも保存料らしきものが入ってる様子もなし。
衛生管理と、包装技術が徹底していないと無理だと思います。つまり、安心して食べる事ができるという事です。
という事でこちら。
◎ゼロカロリースイーツ商品一覧はこちら!『遠藤製餡公式オンラインショップ』◎
※以前あった、ゼロカロリーみたらしもち?は販売終了してしまった模様。残念。
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