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和菓子 材料~作り方

みたらしのタレを、追求しようⅠ

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子どもの頃からしょっちゅう目にしていましたが、親しむ事ができず敬遠していました。しかし、女性にはなぜか人気であり、僕も大人になるにつれ、その奥深さを考えるようになりました。定番和菓子の中では和食ともいえるような異質の存在です。みたらしタレは作りやすくアレンジも簡単なので、味や化学的な面から考えてみます。

味のバランス

人が感じる味覚は、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味がありますが、みたらしタレには、ほぼ全て含まれ、(焼くことで焦げの苦味も出ますね)お菓子として非常にバランスが取れているのではないでしょうか。特に、しょうゆだけで塩味・酸味・旨味がカバーできる点が大きいです。

しょうゆはpHが低く、酸性の食品で塩味もあり、またグルタミン酸の旨味成分が含まれています。しょうゆに砂糖を添加する事で、甘味⇔塩味・酸味がそれぞれの引き立て役になり、旨味による味が深まっています。

和菓子はどうしても定番が強い世界ですが、味をしっかり意識しながら、新感覚の味も追及していくべきではないでしょうか。

必須の材料

ネットの投稿レシピを見ていると、しょうゆと、砂糖、片栗粉で簡単レシピ!というのをよく見かけます。

簡単に作りすぎです!

ぜひぜひ、ひと手間かけてください。みたらし団子=シンプルな手料理です。みたらし団子は、みたらしが味の決め手なのです。

●味醂

しょうゆと砂糖だけでは塩味、酸味のカドが取れません。そのため味醂が必要になります。味醂に含まれるペプチド(アミノ酸が結合したもの)に由来する旨味成分、複雑な甘み成分アルコール分によるマスキング効果など、一度に効果が出る万能の調味料であります。

●かつおだし

しょうゆも味醂も旨味成分は主にグルタミン酸です。しかし、旨味成分は、別の旨味成分と合わせると相乗効果がある事をご存知でしょうか。

  • グルタミン酸・・・主に昆布・発酵食品類
  • イノシン酸・・・煮干し・かつお節など魚介系
  • グアニル酸・・・干ししいたけ
  • イボテン酸・・・テングダケ:毒ですすみません。。

はい出ました。かつお節。みたらしに入れる・入れないで全く違う食材です。僕は業務用原料使だったので、専らかつお節パウダー(溶かして使用できるもの)に頼っておりましたが。

↑↑この製品、かつお節を主体としていますが、「出し昆布しいたけ粉末」なるものも入っています。つまり、上記の旨味成分3つを全て含んでいます。こういった材料をみたらしに取り入れるべきでしょう。

その他、材料の候補

●黒砂糖

みたらし団子の発祥は、京都の下鴨神社と言われていますが、砂糖でなく黒砂糖をベースにした、香ばしい味わいです。発祥元で黒砂糖が入っているのに、なぜ全国的にはマイナーなのか。やはり好き好きがあるのでしょうか。みたらしに黒糖って合うんですよね。

という事は、やった事ないですが、黒糖しょうゆも合いそうな気がします。

●・・・他!

思いつかない・・・➡次の課題。

なぜ女性に人気なのか

① 女性ならではの感性、見た目じゃないでしょうか。その光沢のある見た目。

https://twitter.com/sayumimama001/status/1366928639120400388?s=19

② 独特の色合いでしょうか。ネイルにすると上品な色合いかも。

みたらし党の皆さん、みたらしを追求して楽しみましょう〜

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